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ノミ・ダニ・シラミを退治する!
夏は、ノミもマダニも活動的になる季節。「まさか!」「うちの犬にノミなんて…」と、思っている方がほとんどでしょうが、油断してるといつの間にか、皮膚が化膿したり貧血状態になっているのが、ノミやマダニの恐ろしいところなのです!
ノミ
マダニ
シラミ
いろいろな皮膚病
ノミ
<発見>
ブラッシングしているとき、被毛の中に黒いゴマの粉のようなものを見つけたら、これがノミの糞。愛犬の体のどこかに、大きさ2〜3ミリのノミが潜んでいる証拠です!

<被害>
咬まれた部分が発赤してかゆくなる他、ノミアレルギー性皮膚炎を発症したり、ノミが持つ条虫(サナダムシ)が感染することもあります。
ノミアレルギー性皮膚炎…個体によるが、咬まれたときに注入されるノミの唾液が原因で背筋から尾にかけて帯状に脱毛やブツブツした赤い発疹ができる。

<駆除と予防>
■見つけたノミを駆除する!■
(1)ノミ取りコーム(ブラシ)やノミ取り粉を使いながら毛を逆立てるように梳かすと、コームにノミがついてきます。 (2)ノミ取りシャンプーで体を洗うと、ノミを洗い落とせます。
(1)(2)いずれの場合も、ノミをプッチンと潰してはいけません! ノミが卵を持っていると、卵は周囲に飛び散りそこで繁殖してしまいます。テッシュにくるんで潰すか、中性洗剤を薄めたの中に捨てること。

■住環境からの駆除がポイント■
犬の体のケアだけではノミの被害は止められません。屋外犬なら犬小屋、室内犬なら畳や絨毯、ソファ、ふとんなどに必ず、ノミが卵や幼虫の状態で潜んでいるからです。犬が接触する場所の全てを同時に退治することが、ノミ駆除の大きなポイントです!

■薬品による駆除■
最近は、皮膚に直接薬品を垂らして、ノミの成虫を駆除し、同時に幼虫や卵の繁殖を予防することができます。「スポットオン」「液下タイプ」と呼ばれ、手軽に使えて、安全性が高いので長期間使用できると、好評。投与については、獣医師に相談しましょう。農薬に近い「有機リン系」の薬品は避ける。

■継続的に予防する■
 ちなみにノミは、気温が13度以上あれば冬でも繁殖でき、卵の形で越冬することもできます。愛犬が過ごすゾーンをいつも清潔に保ち、1年間通して駆除し続けましょう。
マダニ
<発見>
マダニは、よく愛犬の顔などにひっついた直径5〜10ミリ近くもある赤黒い豆のような状態で発見されます。これは犬の体に移動して吸血し始めてから10日前後経過し、すでに愛犬の血をたっぷり吸い込んで膨れ上がった状態です。

<被害>
吸血(2〜3週間)が終了すると、犬の体はまず、かゆくなります。また多量な血を吸われるので貧血状態になったり、ライム病や、赤血球を破壊するバベシア症などの感染媒介をします。

<駆除と予防>
■むりやりマダニを剥がさない!■
マダニを見つけたら自分でもぎ取らず、直ちに動物病院で取り除いてもらいます。マダニは、小さな頭を皮膚の中に突っ込んで吸血しているので、これを無理に引き剥がすと、頭や口器が皮下の残って化膿するからです。

■マダニ完全予防薬はない■
マダニにも「スポットオン(液下タイプ)」の薬品はありますが、現在はまだ、これで完全にマダニを忌避することはできません。

■散歩中に取りつかれます!■
マダニは野山や草原だけでなく、公園や庭など、雑草が茂るところにはどこにでも住んで、寄生主をねらっています。
マダニの寄生は一生に3回。「幼ダニ」→「若ダニ」→「成ダニ」の各段階で寄生主に取りつき、めいっぱい吸血。満腹すると離れて脱皮し、次のステップに成長して、また次の主に寄生するのです。

■散歩後のチェックが大事!■
そこで、散歩から帰ったらすぐにブラッシングするのがお勧め。愛犬の体をていねいにチェックし、マダニが血を吸う前に見つけ出して取り除くのが一番の予防なのです! 特に耳の裏、顎や内股の周辺、脚の指などをていねいに探しましょう。
シラミ
ついでに、吸った血で尻部を赤く染めたイヌジラミや、吸血性はないが皮膚片を食うイヌハジラミが発見できるかも。いずれも皮膚にダメージを与えます。直ちに駆除しましょう。
いろいろな皮膚病
毎日ブラッシングをするとき、定期的にでも部位別でもよいのですが、1週間に1度は全身の皮膚をチェックしましょう。皮膚に脱毛、湿疹、発赤ができる原因は、表「いろいろな皮膚病」などのようにさまざま。 愛犬がかゆがったり、2〜3日ようすを見て症状が悪化している場合は、すみやかに動物病院で診察してもらいましょう。

愛犬がかゆがる…犬はかゆさを我慢できないので、引っかいて悪化する前に獣医師に診てもらいましょう。
犬がかゆいときの動作…「咬む」「引っかく」「なめる」「吸う」など。
傷ができると、飼い主が触れるのを嫌がることも。

病名

原因

症状

特徴など
外部寄生虫性皮膚炎

疥癬

ヒゼンダニが皮膚の表面に穴を掘って寄生する

脱毛・紅斑・丘疹・痂皮・色素沈着など

季節に関係なく発症、かゆみが強い
耳疥癬 ミミヒゼンダニが耳の中の皮膚表面に寄生 耳道内に黒いロウのような耳垢が見られる さかんに耳をかいたり、頭をふったりする
毛包虫 ニキビダニが毛穴に寄生する かゆみは強くないが、二次的感染により激しい炎症を起こすことがある 好発部位は眼・口周辺・四肢端など、局所または全身、1歳未満の犬に多い
ノミ、マダニ、シラミもが外部寄生虫の1種

皮膚真菌症

糸状菌類(犬小胞子菌など)、単細胞性酵母が角質層へ感染

円形脱毛から全身に広がることも。表皮は角化亢進して鱗屑化

幼犬、換毛期、抵抗力が落ちたときなどに。部位は顔面、四肢に多い

膿皮症

皮膚の汚染、傷から黄色ブドウ菌などの病原細菌が感染

初期は小さな紅疹、環状に広がり色素沈着など、かゆみが強く引っかくと脱毛も

口唇、顔襞、外陰(表層性)、趾間、若年性(深層性)があり、夏は脱毛が多く見られる
アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎
食餌性

肉類、牛乳、卵など、主にタンパク質成分がアレルゲンとなる

局所または全身のかゆみ、二次的に皮膚炎を併発

季節、犬種に関わりない、幼犬に多く見られる
アレルギー性皮膚炎
吸引性
ハウスダスト、花粉、ダニ、真菌などがアレルゲンとなる 顔面、四肢、腹部、ときに全身に強いかゆみ、二次的に湿疹など 遺伝的に免疫抗体が産生されやすい犬に発症
アレルギー皮膚炎
接触
シャンプー、ノミ取り首輪、じゅうたん、プラスチック食器などがアレルゲンに アレルゲンに触れた部位に強いかゆみ、湿疹 生活環境の中から化学薬品が含まれる物質を排除するとよい
腫瘍

皮膚腫瘍

正確な原因は不明だが、ウイルス、日光紫外線に起因

皮膚を構成する細胞それぞれに腫瘍(しこり)ができる

年齢とともに増加、体表にできる腫瘤は発見されやすい
腺腫瘍 乳腺腫瘍は女性ホルモン、肛門周囲腺腫は男性ホルモンが関与している しこりができる、大きさ、硬さはいろいろ 悪性はリンパ節、腹腔内臓器などに転移

内分泌性皮膚炎

副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモン、成長ホルモンなどの過不足

ホルモンの種類によるが、初期症状として脱毛、色素沈着など。かゆみは少ない

4〜5歳以上の犬に発症が多い
参考資料:「イラストで見る 犬の病気」講談社、「犬はこんな人と暮らしたい 愛犬の心理学」世界文化社など
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