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PART1 犬と楽しく外出しましょう
PART2(2) 現地で愛犬が異常事態・・・さあどうしよう?!
1. はじめに
確かに鈴木さんの4頭の犬たちや大井さんのエンビ君のように、犬は家族と連れ添ってどこへでも行け、楽しむことができます。ただ普段からどんな環境にも慣れるような育て方をしていない場合、現地に連れて行ったはいいけれど、愛犬が異常事態となり、楽しむどころか、人も犬も苦痛になり早々に帰宅しなければならない苦い体験をすることがあります。
犬は人間ほど環境に順応する速度が速くないだけでなく、学習の応用がニガテなため、どうしてもいきなり知らない世界に連れて行かれるとストレスが過剰にかかります。それが異常事態となります。ここではそんな事例と簡単な対策をご紹介します。
2. 普段は吠えないのに、夜中じゅう吠え続けて眠れなかった
愛犬ロダン君(PART1の13に登場のラブラドール・レトリバー)を連れて1泊旅行に行った上村さんの場合、宿泊施設が人と犬が別々でした。といっても隣接した建物なので安心していました。
ところが夜中になったら犬のほえ声が聞こえてきました。それはだんだんに激しくなり、延々と続きます。まさしくその声はロダン君でした。「普段は離れて寝ていても吠えないのに!」と上村さん。そのときはなす術がなく朝まで放置せざるを得ませんでした。それから以降、ロダン君は植村さんが少しでも離れてしまうと、吠えるようになってしまいました。
同じ体験をしたのは、青木薫さん一家。ミックス犬のミニィーちゃんと初めてキャンプ場に行ったときのことです。人間はテントの中で寝て、ミニィーちゃんはそこから少し離れた駐車場に止めた車の中でした。いつも慣れている車の中だというのに、ロダン君と同様、ミニィーちゃんは夜中から激しく吠え続け、それはテントの中まで聞こえてきました。周りでテントを張っている人たちには大変な迷惑なので、ご主人はしかたなくミニィーちゃんといっしょに車中で睡眠をとって、なんとか吠えないようにしました。
対策方法は@かAのいずれかをおすすめ
@ 人と犬は同じ部屋で寝る
A クレートトレーニングをして、普段からクレートの中で寝る犬に育てる
3. 何も食べない!!
江原雅美さんの場合は、愛犬のポメラニアンのマメちゃんが旅先でまったく食べなくなりました。普段はとても食いしん坊なのでなおのこと心配になって、2泊するはずの旅行を1泊で切り上げ、早々に帰ってくるほどでした。帰宅したらまるで犬が変わったように、ガツガツ食べたそうです。
対策方法
@ 健康診断を事前に受けておき健康なときに旅行に行くこと
A 健康なら旅行先で食べないときでも、食べたいときに食べればよいと、気持ちを楽にして愛犬が落ち着くのを待つことができる。
B 愛犬の好む食品をいくつか用意していき、それを与えてみる。
4. 室内でマーキングなんてしなかったのに!
室内飼育のコーギーのミッキーは、家の中でマーキングをしたことがありません。それなのにホテルに宿泊したとき、部屋に入ったとたん、臭いかぎを始めたかと思ったら、あっという間にカーテンにマーキングしてしまいました。クレートを使ったことがないミッキーなので、それ以降ミッキーはホテルにいる間じゅう、リードをつけて家族の監視つきで過ごし、夜寝るときも、マーキングできないようリードで係留して寝ました。飼い主の沢田さんは言います。「あんなにハラハラして、面倒なことはもうたくさん。なんとかもっと楽しくミッキーと旅行ができないのかしら?」と。
対策方法
@ 何よりも先に、宿泊施設に入る前に膀胱が空になるまで十分に排泄させる
A ホテルの部屋に入ったら、何よりも先に愛犬が自由に室内を探索できないようリードで係留してから人間の用を足す
B 常に愛犬の行動を監視し、マーキングしそうなカーテン、家具などの周りをクンクンしはじめたらすぐにやめさせる。
C ペット可の施設は、イコール他の犬の排泄の臭いが残っているのが常であるため、マーキングしやすい場所です。普段より愛犬の管理を怠らないことが大切です。
D オスならマナーベルトをつけておくのも方法です。
E 普段からクレートの中でリラックスできるようしつけてあれば、管理が楽です。
5. 車中に残していったら、吠え続けていた
ゴールデン・レトリバーの華ちゃんは、普段は車の中ではおとなしく留守番をします。ところが旅行先では、トイレ休憩の家族が帰ってくるまで吠え続けていました。くわえて華ちゃんを車の中で寝泊りさせる予定で旅行に出た田崎さん一家でしたが、吠え続けるために放置できず、2泊とも家族が交代で華ちゃんと車の中で寝たのでした。
対策方法
@ 旅先では必ず家族の誰かが、いつでも愛犬のそばについていること
6. 遠出のリハーサルは、普段から
いかがでしたか?思い当たる節がある人も多いことでしょう。愛犬と遠出を楽しむにはぶっつけ本番では失敗しやすいのです。そして面倒なことが多くなります。
だから普段から、遠出のリハーサルのつもりで愛犬との散歩の仕方を少しだけ工夫したり、愛犬との生活にしつけを取り入れると、旅先でも人だけの時間が持つことができ、人と犬が支障なく楽しく遠出ができるようになります。次回はその簡単な方法をご紹介したいと思います。
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