
■ 2015年 立春号もくじ

- 年頭のご挨拶/名誉会長 西田実仁
- 年頭のご挨拶/理事長 大島千尋
- インターナショナルニュース 大島理事長訪中、NGKCとの提携推進
- 展覧会レポート
2014年四国・九州ブロック全犬種展
- いぬはなにを考えているの?
第84回 アイコンタクト/利岡裕子
年頭のご挨拶
NPO法人日本社会福祉愛犬協会
名誉会長 西田実仁(まこと)(参議院議員)
新しい年を迎えられ、皆様には愛するわんちゃんとともに、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。通学路防犯 犬のおまわりさんをはじめ、地域における人とわんちゃんとのふれあいを深める活動にご奮闘いただいている皆様のさらなるご活躍をお祈りしております。本年もどうか、よろしくお願い申し上げます。
昨年は、師走の総選挙となり、その後の税制改正、補正予算、新年度予算の編成と、矢継ぎ早の仕事に追われる日々が続いています。そんななかでも、我が家の「ふうた」(ロングチワワ)と戯れるひとときは、ほっと息をつく大切な時間です。
年が明けてのニュースに、心温まるものがありました。神奈川の特別養護老人ホームが保健所から殺処分されそうな犬や猫を引き取り、入居者の皆さんの心の支えになっているというのです。かぜで寝込んでいた時もそばにいてくれた、苦楽をともにする戦友のようなもの、とわんちゃんへの思いをつづっておられる入居者の方もおられました。
動物の命を少しでも守りたい、との思いから始めたペットの引き取りは、きっと、この特別養護老人ホーム中を、命の尊さをなによりも大切にする心で満たしていることでしょう。寒い毎日のなかで、心温まる記事でした。
さて、今年は戦後70年の節目の年です。戦後日本が歩んできた平和国家としての歩みをより強固にする年にしてまいりたいと思います。それには、中国、韓国をはじめ、近隣諸国との関係改善に最優先で取り組んで参ります。国と国の関係には、政治、経済、外交など、様々なレベルがあります。なかでも、文化や芸術、そして生活を通じた交流は、それらが心と心の交流であるがゆえに、より草の根レベルの真の交流となります。
日本社会福祉愛犬協会では、これまで韓国の愛犬協会との交流を重ねるとともに、豆柴の仔犬牡牝をプレゼント、パンダ外交ならぬ、豆柴外交を展開しています。ぜひ、こうした愛犬家どうしの民間交流を今年は中国も含めてさらに深められるよう、私自身も微力ではありますが、努力して参ります。
結びに、今年は未年、皆様にとりまして、「前途羊羊」の年となりますよう、ご祈念申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。
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