義援金受付の停止について
東日本大震災被災動物救援義援金へのご協力
これまで本当にありがとうございました。
2013年5月29日更新
2011年3月11日の東日本大震災発生以来、日本社会福祉愛犬協会では、被災された方々、そして家族の一員である愛犬・愛猫のための救済活動の力になりたいと考え、被害を受けられた方々、そして被災動物を救援するために、震災3日後の3月14日より皆様からの義捐金の受付を開始しました。皆様による温かいご支援に心からお礼を申し上げます さて、皆様からお寄せいただいた義援金は全額、緊急災害時動物救援本部(略称:どうぶつ救援本部)にお送りしておりましたが、2月21日、どうぶつ救援本部より義援金の募集を3月末日をもって停止する旨の発表がありました。発表によりますと、福島ではまだまだ解決すべき問題は山積し、現在環境省、県、現地動物救援本部の活動が継続されていますが、震災発生2年を経過して、すでに岩手県では動物救援本部は解散され、宮城県や仙台市の救援本部の活動も順調に推移しており、こうした現状を踏まえ、当本部の果たす各行政機関との連絡調整等、緊急的な動物救援事業に関しては、一定の役割は果たすことができたと考えているとのことです。 これを受け、日本社会福祉愛犬協会におきましても、義援金の受け入れ先であるどうぶつ救援本部の義援金募集停止に伴い、当協会による義援金募集について停止することとさせていただきました。これまでご厚情をお寄せいただいた皆様には心よりお礼を申し上げます。
日本社会福祉愛犬協会による
2011年3月14日の義援金募集開始から2013年3月25日までの送金額および義援金総額
2011年3月~5月末日 | 6月6日送金 | 691,042円 |
6月~8月末日 | 9月2日送金 | 237,345円 |
9月~12月末日 | 2012年3月6日訪問 | 237,345円 |
2012年1月~4月末日 | 8月8日送金 | 73,480円 |
5月~2013年3月末日 | 3月27日送金 | 25,500円 |
義援金総額 1,201,560円 |
義援金にご協力いただいた皆様(順不同) ※2012年5月~2013年3月31日受付分
森下 里子様、室橋 英美子様、中 徹様、下村 なみ子様、森下 里子さ様、持田 さとみ様
皆様からお寄せいただいた義捐金は、3月27日、どうぶつ救援本部に全額送らせていただきました。
どうぶつ救援本部に寄せられた義援金の詳細について紹介します。
(2013年2月28日現在)
■収支内訳
預り義援金額 | 690,606,921円 |
預り義援金件数 | 30,176件 |
支出金額 | 200,808,619円 |
預り義援金残高 | 73,480円 |
・義援金の使途
支出金額 | 489,798,302円 |
各動物救援団体への交付金 (各動物救援団体への交付金) |
405,655,500円 |
救援運搬費 (施設賃借料・運営費用、車両、人件費、ケージ、防護服など) |
8,584,191円 |
シェルター・中継基地諸経費 (施設賃借料・運営費用、車両、人件費、ケージ、防護服など) |
35,741,882円 |
支援物資保管施設諸経費 (施設賃借料、警備費、人件費など) |
5,769,602円 |
救援事務局経費 (事務局人件費、商標登録費用、HP製作費(2011年7月~) |
5,769,602円 |
救援活動交通費 (交通費、福島出張費など) |
7,358,827円 |
・義援金の交付先
各動物救援団体への交付金総額 405,655,500円
行政が実施主体に参画している団体(宮城県緊急災害時被災動物救護本部、福島県動物救護本部、いわき市動物救援本部、岩手県災害時動物救護本部、仙台市被災動物救護対策本部など)、行政と連携して活動を行う団体(NPO法人日本動物介護センター、社団法人岩手県獣医師会、全国動物ネットワークなど)、本部構成団体と連携して活動を行う団体(ハート to ハート、野生動物ボランティアセンターなど)、シェルター(福島県動物救援本部、NPO法人犬猫みなしご救援隊など)など多数
どうぶつ救援本部のホームページはこちら→http://doubutsukyuen.org/
どうぶつ救援本部のホームページ「義捐金の使い道」はこちら→http://doubutsukyuen.org/main/index.php/use
交付先の福島県動物救援本部による支援活動例を紹介します。
福島県動物救援本部では、2011年4月の本部立ち上げと同時に、被災ペットの保護収容を目的として福島市飯野町に福島第一シェルターを設置、さらに収容頭数の増加に伴い、同年10月田村郡三春町に福島第二シェルターを設置。その後、第一シェルターでは飼い主への返還や新たな飼い主への譲渡が進み管理頭数が少なくなり、第二シェルターでの集約管理までこぎ着けました。今年1月末現在、第二シェルターでは、収容されている犬70頭と猫268頭が、家庭の中での幸福な生活を待っています。
福島県動物救援本部のホームページはこちら→http://www.fuku-kyugo-honbu.org/
三春町第二シェルター 写真提供:福島県動物救援本部
そして……
一日も早く復旧されることと、幸せな日常が戻ってくることを、
心からお祈り申し上げます。