PART1(26)犬と楽しく外出しましょう


PART1(26) 仲間といっしょに公園で愛犬と遊びましょう

1. リードつきで、楽しく遊ぼう
大井由紀子さんとエンビ君、塚本直子さんとソラ君、良知登美子さんとマリンちゃん、みんなの仲間意識が高まったところで、飼い主さんと愛犬で、それぞれに遊ぶことにしました。歳の若いソラ君は、飼い主と遊ぶより他の犬が気になってしようがありません。でも時間がたつにつれて、飼い主と遊ぶほうが楽しくなっていきました。他の犬がいても、飼い主が誘えばすぐに遊びに乗ってくる愛犬に育てると、とても扱いやすくなります


2. ロングリードで遊ぼう
ロングリードをつけて、「持って来い」の遊びをしている大井さんとエンビ君。ロングリードはおもちゃを遠くへ投げてたくさん走らせることができ、運動量が高まります。オフリードで犬と遊ぶのと同じくらいのダイナミックさが楽しめ、しかも犬の安全と他者へのマナーを守ることができます。
ロングリードは使いなれると、フレキシブル・リードより使いやすく安全な道具です。ロングリードを全部地面に落として、リードの先だけ持って扱います。リードは、長いほうが地面にリードを落とすことができて、犬の足や体にリードがからみにくくなります。

3. 慣れない人は、1.8メートルのリードで遊ぼう
ロングリードを使ったことがない良知さんとマリンちゃん。ふだん使っている1.8メートルの訓練用の、普通のリードより少し長めですが、それをつけて、「もってこい」の遊びをすることにしました。おとなしい犬なら、この長さでも十分に遊べます。


4. みんなと公園のベンチで一休みしましょう
遊びつかれたら、仲間といっしょに公園のベンチで一休み。みんなリラックスしています。画像のように、それほど親しくない犬同士が、互いの間がとても狭い環境にもかかわらず、最初からリラックスしています。普通は、なかなか落ち着けないものなのです。
ベンチで休憩を取る前に、犬同士が友だちになり、仲間意識を高めるゲームをし、飼い主と愛犬で遊びながら十分に運動をしたことで、短時間で犬たち全員が寄り集まるような間隔の中ででもリラックスできるようになったのです。

若さの盛りで元気いっぱいのソラ君も、さすがに遊びつかれてブレイクタイム。満ち足りた顔をしています。愛犬を自分の足元で伏せさせておくと、犬同士の接触事故は防げます。また犬も飼い主のそばにいるとリラックスできます。

うれしくてしようがない顔をしているエンビ君。小型犬のエンビ君は、寒さよけ用のマットの上で休憩をしています。「マット」の号令を教えたことで、マット1枚を持っていれば、このとおり、どこででもマットの上でくつろぐことができるようになります。
寒さ予防、訪問先でのエチケットなどとして、マットは犬と外出するときの優れた道具です。

見よ!マリンちゃんのこの笑み。おとなしいマリンちゃんも時間の経過とともにすっかりリラックスして、みんなといっしょに楽しく過ごしています。常に犬の水飲み用の器を持って外出すると、重宝します。