PART1 犬と楽しく外出しましょう(5)

PART1(5) さあ犬と散歩に出かけましょう
首輪とリードの準備はOK?


愛犬と毎日散歩に出かけるのが日常のあなた。ちょっと、確認しましょう。家を出るときのこと。その首輪とリードの持ち方で愛犬は安全でしょうか?あなたは安全でしょうか?人も犬も安全に外に出られるでしょうか?
佐々木俊子さんと愛犬のまいちゃん(柴犬ミックス・メス・年齢不祥)にモデルになってもらい、順を追って安全な方法をご紹介したいと思います。もう一度確認のために参考にしてくださいね。
モデルの佐々木俊子さん(静岡県藤枝市在住)と愛犬のまいちゃん。
ご主人がゴルフ場で放浪していたまいちゃんを保護して、佐々木家の家族の一員になりました。人懐っこさは天下一品!のまいちゃんです。

1. 首輪の装着は、犬のアゴの下からかけます

犬の頭の上からおおいかぶさるように首輪を装着しようとするといやがるよ!

2. 首輪は、指が1本入る程度に締めます
それより首輪がゆるいと、犬が後ずさりしたときに、首輪が抜けることがありますから要注意です。

3. リードのナスカンは大丈夫?金属疲労がないか毎回よく見て確認してから、首輪の留め金の部分にしっかりとつけましょう。

4. 安全のために、リードの端はいつもあなたの手の中に収めます
リードの端っこは垂らしてしまわず、親指にいつも引っかけておきます。こうすると、リードの端を踏んであなたが転んだり、愛犬がリードごと逃げるなどの危険を防止できます。

5. リードの余分な長さの部分は手の中に畳んで持ちます
手にグルグル巻きにしてリードを持つのではなく、手の平の中に折りたたみながらリードを手の中に納めます。こうすると必要なときにリードをすぐにのばせます。何より愛犬に引っ張られても、しっかりとリードを持っていられます。

6. 家を出るときは、リードは短く持ちましょう
リードは人と犬の安全のために、その長さを環境などに応じて長さを調整して持つ道具です。家を出るときリードが長いまま外に飛び出すと、歩行中の人や自転車にぶつかるなど、思わぬ事故につながります。そのためリードを短く持って、何が飛び出してきても大丈夫な状態で家を出ます。


7. 愛犬のリードの長さ目安を知るコツ
愛犬をあなたの体側に置いて(犬は立っていても、座っていても可)、あなたは腕をのばした状態でリードを持ちます。そして画像のように、首輪からリードを持った手までに少し「ゆるみ」が出る長さが、リードを短く持った状態です。あまり短くすると、犬はいつも首が締まった状態で歩くことになり、「ゆるみ」が長すぎると安全性にかけてしまいます。

8. リードの持ち方
リードは片手で持ってもいいですし、両手の一方をリードに軽く添えて持ってもかまいません。引っ張りが強い犬は両手でリードを持っているほうが安全です。